桜のトンネルが列車包む 金木桜まつり開幕

満開の芦野公園駅には、桜と列車を撮影しようと多くの人が訪れた=27日

 「金木桜まつり」が27日、青森県五所川原市の県立芦野公園で開幕した。この日は肌寒い天気となったが、津軽鉄道・芦野公園駅付近では「桜のトンネル」ができ、行き交う列車を包み込んでいた。

 駅周辺では、列車の発着時間を見計らって多くの見物客が訪れた。駅舎や線路を覆うように咲き誇る桜の下を列車がくぐって来ると、カメラやスマートフォンを手にした人たちが写真に収め、花の向こうに走り去る後ろ姿を見送った。

 金木小学校体育館で行われた開会式では、山中政広実行委員長が開会を宣言。佐々木孝昌市長が「芦野公園を楽しく散策しながら地域の魅力を満喫してください」とあいさつし、関係者でテープカットを行った。

 埼玉県春日部市から観光に訪れた古平博行さん(71)と妻の夏江さん(70)は「少し寒かったけれど、桜と列車のポスターのような光景が見られて良かった」と話していた。

 まつり実行委によると、4月中は満開に近い花を楽しめそうだという。

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