27日から弘前で市民参加型展覧会

青銀記念館で作品の展示作業を行う阿部さん

 リンゴの花から花へ飛び交い授粉を担うマメコバチのように、街を歩いて数々のアートに触れてみよう-。青森県弘前市中心街で27日から、市民参加型展覧会「ヒロサキアーツポリネーション」が始まる。青森銀行記念館や旧一戸時計店、弘南鉄道大鰐線車両など10拠点に、津軽に着想を得た県内外の作家15組の作品を展示する。12月5日まで。

 アートによるまちづくりに取り組む樽澤武秀さん、優香さん夫妻が企画。作家と鑑賞者を「ポリネーター(送粉者)」と位置づけ、津軽や弘前を複眼的に捉え、新たな気づきを得る狙いがある。絵画、彫刻、音楽など多種多様なジャンルの作家が参加する。

 開幕目前の25日は、各拠点で作家が展示準備にいそしんだ。青銀記念館を会場とする一人で、青森県のリンゴの古木を描き続けている東京都在住の画家・阿部澤(たく)さんは「重要文化財を使わせてもらえてうれしい。歴史ある建物が多く残る弘前ならではの展覧会になるのでは」と話した。

 鑑賞パスは高校生以上900円、小中学生200円。旧一戸時計店などで販売する。会期中は何度でも鑑賞可。青銀記念館、大鰐線は別途入場料や運賃が必要。

 27、28日は同市百石町の弘前オランドで、八戸市を拠点とする現代芸術教室アートイズがワークショップを行う。対象は3~10歳。材料費500円。予約制。

 問い合わせは展覧会事務局(電話070-8482-2280)へ。

旧一戸時計店ではアートディレクターの窪田新さんがリンゴ生果を使った作品を準備していた


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