青森県の混浴文化を守り、さらに利用促進を図ろうと、環境省十和田八幡平国立公園管理事務所が着たまま入浴できる「湯あみ着」の利用を勧めている。同省が北東北3県にまたがる湯治・混浴文化の継承を目指す「10年後の混浴プロジェクト」の一環。青森市の酸ケ湯温泉では、「ヒバ千人風呂」利用者に湯あみ着を試験的に無料で貸し出している。
湯あみ着は男性がハーフパンツ、女性がノースリーブの上着とハーフパンツ。25日は多くの観光客が着用し、ヒバ千人風呂の入浴を楽しんでいた。同事務所では入浴客に対し、混浴に対する抵抗感の変化や湯あみ着を利用した感想などを問うアンケートを実施。女性客からは「抵抗感なく安心して入浴できる」などの声が聞かれたという。
東京都から入浴しにやってきたという会社員山田剛巳さん(25)は「着用した感じは気になるけれども、湯あみ着を利用することで、男女とも気兼ねなく会話できると思う」と話した。湯あみ着の貸し出しは26日はない。27日が最後となる。
25日は温泉施設や観光関係者ら約25人が酸ケ湯温泉に集合。混浴の在り方を検討する第1回意見交換会が行われた。東洋大学国際観光学部の内田彩准教授と、温泉専門家として幅広く活動する北出恭子さんが講演。内田准教授は時代に合わせた混浴や湯治の価値を議論し続けることが大切-と強調。北出さんは約30年で国内の入浴施設が約1200から約500まで半減以上している現状を説明し、湯あみ着を義務化した施設の事例も紹介しながら「裸にならなくても、幅広い世代が抵抗なく温泉が楽しめる」とメリットを伝えた。
湯あみ着は男性がハーフパンツ、女性がノースリーブの上着とハーフパンツ。25日は多くの観光客が着用し、ヒバ千人風呂の入浴を楽しんでいた。同事務所では入浴客に対し、混浴に対する抵抗感の変化や湯あみ着を利用した感想などを問うアンケートを実施。女性客からは「抵抗感なく安心して入浴できる」などの声が聞かれたという。
東京都から入浴しにやってきたという会社員山田剛巳さん(25)は「着用した感じは気になるけれども、湯あみ着を利用することで、男女とも気兼ねなく会話できると思う」と話した。湯あみ着の貸し出しは26日はない。27日が最後となる。
25日は温泉施設や観光関係者ら約25人が酸ケ湯温泉に集合。混浴の在り方を検討する第1回意見交換会が行われた。東洋大学国際観光学部の内田彩准教授と、温泉専門家として幅広く活動する北出恭子さんが講演。内田准教授は時代に合わせた混浴や湯治の価値を議論し続けることが大切-と強調。北出さんは約30年で国内の入浴施設が約1200から約500まで半減以上している現状を説明し、湯あみ着を義務化した施設の事例も紹介しながら「裸にならなくても、幅広い世代が抵抗なく温泉が楽しめる」とメリットを伝えた。