縄文土器作り体験で初の窯出し/津軽金山焼

野焼き用の窯(中央奥)で焼き上げた縄文土器などの作品=20日、五所川原市の津軽金山焼

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を記念し、縄文土器の制作体験コーナーを設けている青森県五所川原市の津軽金山焼で20日、作品の初の窯出し作業が行われた。完成した自作の縄文土器を手に、参加者が縄文人の生活に思いをはせた。

 津軽金山焼は4日に敷地内に体験コーナーを開設。これまでに約100人が訪れ、同市金山地区の粘土を使い、縄や貝殻で模様を付けた土器や板状土偶を制作した。これらの作品を19日に野焼き用の窯に入れ、最大800度の高温で8時間かけて焼き上げた。

 この日、余熱が残る窯の中から薄茶色の味わいのある作品が職人の手で次々と取り出された。完成を待ちわびた参加者たちは自分の作品を見つけると「あった。きれい」と歓声を上げた。

 1週間前に制作体験し、火入れと窯出し作業を見守った石川耀太君(7)=青森市=は「小物を入れる器と土偶を作った。土偶の目の部分がうまくできていてうれしい。家の壁に飾りたい」と笑顔を見せた。

 制作体験は参加無料で事前予約が必要。月に1度のペースで作品を野焼きして完成させる。

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