ホヤ+パインのゼリー、階上の菓子店開発

「ラ・ドゥルセリア美松」が開発した、天然ホヤとパイナップルを使った「ダイバーゼリー」

 「海のパイナップル」であるホヤがスイーツに-。サバを使ったアップルパイ「サバップル」で知られる青森県階上町の菓子店「ラ・ドゥルセリア美松」(小松國男代表)が、お隣の岩手県洋野町産の天然ホヤをパイナップルと組み合わせたゼリー「ダイバーゼリー」を開発した。ホヤの磯の香りとパイナップルの甘みが融合した商品で、12日から同店などで販売している。

 地域を盛り上げたいと考えた小松さんが今年2月ごろから、ホヤの旬である夏の商品化を目指し試行錯誤を重ねてきた。詳しい製造方法は秘密だが、ホヤの生臭さを抑える工夫などに苦労したという。

 天然ホヤは、洋野町の潜水士(ダイバー)「南部もぐり」が漁獲したもの。パッケージデザインは、同町の種市高校海洋開発科の生徒らが手掛けた。表面は南部もぐりの伝統的なヘルメットなどをモチーフに中身が見えるようにデザインし、裏面は潜水の様子の写真をあしらっている。

 小松さんは「天然のホヤのおいしさを、菓子店ならではの方法で広めたいと思いダイバーゼリーを作った」と話した。

 価格は一つ400円(税込み)。同店では月、木曜日以外の営業日に1日20個限定で販売。八戸市の蕪島物産販売施設「かぶーにゃ」では土、日曜日に1日20個限定で販売している。問い合わせはラ・ドゥルセリア美松(電話0178-88-2130)へ。

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