全国の「風景印」楽しんで/平川・平賀郵便局

日本地図の形に全国の風景印が並べられているパネル展

 青森県平川市の平賀郵便局(熊谷健二局長)で、1871年に郵政が創業され今年で150年となるのを記念して、全国150の郵便局から郵送で取り寄せた「風景印」を日本地図の形のパネルにして30日まで展示している。

 同局など南郡の12の郵便局でつくる日本郵便県中部地区連絡会南津軽部会(部会長・熊谷局長)が記念事業を企画。同局課長代理の外川祐太さん(38)の案が採用された。

 風景印は、各郵便局の地元ゆかりの名所、風物などを図案にした消印で、利用者からの依頼に応じて鳶(とび)色(赤茶色)のインクで押印される。平賀局では昨年4月から、世界一大きい「平川ねぷた」をデザインしたものを使用している。

 郵便による消印依頼「郵頼」によって取り寄せた、風景印を貼り合わせた日本地図の中には、甲子園球場をあしらった夏らしいもの(兵庫・甲子園局)や、上野公園の西郷隆盛像とパンダの定番の組み合わせ(東京・上野局)、「ウルトラマン」の生みの親円谷英二氏の故郷・福島県須賀川市(須賀川局など)や、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家水木しげるさんの生地・鳥取県境港市(水木ロード局など)、「名探偵コナン」の作者青山剛昌氏の出身地・同県北栄町(鳥取北条局など)のおなじみのキャラクターものなど、バラエティー豊かな絵柄が並ぶ。

 外川さんは「コロナで遠出もままならない中、旅行気分を楽しんでもらえたら」と話している。

 パネルは今後12月まで南郡の各局で巡回展示される。

写真右は平賀局、同左は兵庫・甲子園局の風景印

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