見ごろを迎えた映画「いとみち」の田んぼアート=16日午前、田舎館村高樋

 津軽を舞台にした現在公開中の映画「いとみち」をテーマとした青森県田舎館村名物の今年の田んぼアートが、第2会場の「道の駅いなかだて」で見ごろを迎えている。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため展望所からの観覧は中止しており、村は田んぼアート公式サイトでライブカメラ映像を配信している。

 田んぼアートは縦約70メートル、横約155メートルの大きさ。岩木山を背景に平川市出身の女優駒井蓮さん演じる女子高生・相馬いとや、いとの父親役の俳優・豊川悦司さん、タレントの古坂大魔王さん、りんご娘のジョナゴールドさん、津軽三味線奏者の西川洋子さん(青森市)の出演者5人が描かれている。

 16日は村の許可を得て展望所から作品を撮影。7色10品種の稲で緻密に表現された表情などを見ていると、「三味線弾がせでください」「けっぱれ」との劇中のセリフや、いとが奏でる三味線の音色が聞こえてくるかのようだった。

 村企画観光課の鈴木文人主事は「過去最多の5人が登場し、とても細かい絵柄だが非常にいい出来栄え。今年はライブ映像で楽しみ、来年の作品はぜひ生で見てほしい」と話した。村によると見ごろは8月中旬までの見込み。公式サイトのアドレスはhttp://www.inakadate-tanboart.net/

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