駆除したクマ ジビエ料理に/西目屋で提供へ


 青森県西目屋村のブナの里白神館は、22日から、野生のクマ肉を使ったジビエ料理の提供を始める。2020年に、処理施設を整備し、常用的にクマ肉を提供できる体制を整えていた。村内でわなにかかったクマのみを使用しており、村は、農作物への被害削減と観光振興の足掛かりとして期待を寄せている。15日、報道各社に料理を公開した。

 同村では、今年、クマによる人的被害はないが例年、農作物の食害が問題視されていた。このため、村内の畑に16台の捕獲わなを設置し、かかったクマのみを料理に使っている。今年は、4月から9頭のツキノワグマが捕獲され、同村の食肉加工施設「ジビエ工房白神」で処理した。

 同館ではクマ料理のお膳がつく宿泊プランや、スペアリブ、村でとれたトマトを使ったシチュー、西京みそで味付けした串焼きなどを宿泊客限定で提供。同村のアクアグリーンビレッジANMONは22~25日まで、ロースを使った丼、骨のだしを使ったそば、串焼き、汁物を各100食限定で、26日からは道の駅津軽白神で汁物を除く3品を数量限定で販売する。

 白神館で報道各社に試食を提供。工房で素早く処理された肉はクマ独特の臭みは感じられず、軟らかく弾力のある食感。同館の角田克彦支配人は「多くの皆さんに味わっていただき、観光の起爆剤にしたい」と話した。

ジビエのクマ肉を使った(手前から時計回りに)そば、串焼き、丼もの、シチュー=白神館

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