自然満喫 「こどもの森」で森開き式/弘前

腕や足を上手に使い、木登りをする子ども

 青森県弘前市は9日、同市坂元の久渡寺にある「こどもの森」で森開き式を行った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため昨年は中止となり、2年ぶりの開催。親子連れ約100人が、豊かな自然に囲まれて木登りや虫取りを楽しんだ。

 桜田宏市長が「緑豊かな環境の中でリフレッシュしてほしい」とあいさつ。小沢小1年の山口空夢(くむ)君と山形莉愛(りあ)さんがテープカットをし、今季の安全を祈願した。毎年恒例の工作教室やくじ引きなどは見送った。

 子どもたちはロープとハーネスを使った木登りに挑戦。ヤマザクラの木に結びつけたロープを調整し、足と腕の力で登った。コツをつかみ、10メートルほどの高さの枝まで登りきる子どももいた。

 家族で訪れた弘大付属小1年の高木優成君(6)は「サンショウウオの卵を見に来た。山歩きをしていろんな生き物を見てみたい」と話した。

 同日は約50年ぶりとなる同寺本尊の一般公開を記念し、Mr.マサックこと工藤貴正さんによる実験教室や、平川市在住のアーティスト・GOMAさんのライブペインティングなども行った。

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