小雨の中、運航を再開した遊覧船での周遊を終え桟橋を戻る観光客=17日、十和田湖畔休屋

 十和田観光電鉄(青森県十和田市)は17日、冬季運休していた十和田湖遊覧船の運航を再開した。観光客を乗せた双胴船がエンジン音を響かせ、湖畔に春の訪れを告げた。

 第1便は午前10時15分、地元園児らの見送りを受けながら休屋の桟橋を離れた。中山、御倉の両半島を巡る50分の周遊コース。あいにくの小雨となったが、乗客4人がカルデラ湖が織りなす絶景を楽しんだ。

 弘前市に向かう途中、会社の同僚と2人で訪れた盛岡市の廣瀬真友(まなと)さん(28)は「十和田湖は初めて。場所によって岩が切り立っていてびっくり。雪の残る山々も見られ気持ちよかった。紅葉もきれいだと思うので、秋にまた来たい」と声を弾ませた。

 同遊覧船は昨年、新型コロナの影響を受け、運航再開が7月にずれ込んだ。例年より約2カ月短い5カ月間運航。利用実績は約4万人で、2019年の4割弱にとどまった。今年も5月の団体予約が既に13件キャンセルになったという。

 休屋と子ノ口を結ぶ片道コースは29日再開の予定。同社の佐藤行洋社長は、コロナの状況次第では運航休止も必要になるかもしれないとした上で、「東北デスティネーションキャンペーンがあるので期待もある。遊覧船が動いていないとなると青森県の観光イメージ上もよくないので運航したい」と話した。

 木々の芽吹きの季節を迎えた湖畔はセピア色に染まり、カツラの花が赤く彩りを添えている。遊覧船の問い合わせは同社予約センター(電話0176-75-2909)へ。

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