学区全体をアートの街に-。青森県十和田市の南小学校は本年度、芸術祭「南地区なかよくナーレ」を初めて企画。22日、会場となる南コミュニティセンターでオープニングセレモニーを開いた。メインとなるアート展(24日~来年1月12日)では5、6年生150人が制作した版画や絵画を展示するほか、会期中の土日・祝日には親子ミニ四駆工作教室を開催。学校の枠を超えた地域との連携、世代間交流の促進を目指す。
芸術祭は「人を大切にする力、地域を大切にする力を育む学びの場」との位置づけ。学校側はPTAなどに加え、学区内の17町内会などで組織する南地区コミュニティ推進協議会にも協力を依頼して快諾を得た。会場には、同協議会が指定管理者を務め、交流の場として地域に親しまれている同センターが選ばれた。
展示する作品は、学校が長年にわたって力を入れている版画を6年生、絵画を5年生が担当。ユニークな芸術祭のタイトルは、世界的な芸術祭であるイタリアのベネチアビエンナーレ国際美術展にあやかった。
学区を巻き込んだ取り組みに、市現代美術館も協力。11月には同館学芸員の下山ふみさんが、効果的な作品展示の仕方などをアドバイスした。6年生の沢尻和真さんは「見る人の立場を考えて、作品をテーマ別にしたり、見やすい高さに展示することなど勉強になった」と振り返る。
学校では稲作体験学習にも取り組んでいることから、今月9日には芸術祭第1弾として、第1次産業を応援しているアイドルグループ「りんご娘」を招き、同校体育館でライブを開催。地域住民も招待した。
そして迎えた22日のセレモニー。各町内会の会長らも出席する中、5、6年生や関係者がテープカットなどをして祝った。児童は会場を飾り付けたり、来場者への「ウェルカムメッセージ」をしたためるなど、アート展本番に備えた。
6年生の田高紫帆さんは「地域の人が仲良く、元気になるイベントになれば」と笑顔。同協議会の大西良雄会長は「高齢化が進む中、保護者ら若い世代が地域とつながる機会にもなる。素晴らしい取り組み」と評価した。
ミニ四駆の工作教室は、野坂佳孝校長が、7月に亡くなった模型メーカー「タミヤ」会長の田宮俊作さんと生前親交があったことから実現。野坂校長は「みなさんの協力で開催にこぎつけることができた。来年以降は、他学年の作品も展示し、地域をさらに盛り上げたい」と話した。
同センターは年末年始(12月29日~1月3日)休館。
芸術祭は「人を大切にする力、地域を大切にする力を育む学びの場」との位置づけ。学校側はPTAなどに加え、学区内の17町内会などで組織する南地区コミュニティ推進協議会にも協力を依頼して快諾を得た。会場には、同協議会が指定管理者を務め、交流の場として地域に親しまれている同センターが選ばれた。
展示する作品は、学校が長年にわたって力を入れている版画を6年生、絵画を5年生が担当。ユニークな芸術祭のタイトルは、世界的な芸術祭であるイタリアのベネチアビエンナーレ国際美術展にあやかった。
学区を巻き込んだ取り組みに、市現代美術館も協力。11月には同館学芸員の下山ふみさんが、効果的な作品展示の仕方などをアドバイスした。6年生の沢尻和真さんは「見る人の立場を考えて、作品をテーマ別にしたり、見やすい高さに展示することなど勉強になった」と振り返る。
学校では稲作体験学習にも取り組んでいることから、今月9日には芸術祭第1弾として、第1次産業を応援しているアイドルグループ「りんご娘」を招き、同校体育館でライブを開催。地域住民も招待した。
そして迎えた22日のセレモニー。各町内会の会長らも出席する中、5、6年生や関係者がテープカットなどをして祝った。児童は会場を飾り付けたり、来場者への「ウェルカムメッセージ」をしたためるなど、アート展本番に備えた。
6年生の田高紫帆さんは「地域の人が仲良く、元気になるイベントになれば」と笑顔。同協議会の大西良雄会長は「高齢化が進む中、保護者ら若い世代が地域とつながる機会にもなる。素晴らしい取り組み」と評価した。
ミニ四駆の工作教室は、野坂佳孝校長が、7月に亡くなった模型メーカー「タミヤ」会長の田宮俊作さんと生前親交があったことから実現。野坂校長は「みなさんの協力で開催にこぎつけることができた。来年以降は、他学年の作品も展示し、地域をさらに盛り上げたい」と話した。
同センターは年末年始(12月29日~1月3日)休館。