津軽塗片1万枚 幻の桜満開

完成した津軽塗モザイクアートとともに記念撮影する高橋さん(右)と桜田市長

 昨年、新型コロナウイルスの影響で中止となった「幻の100回目」の弘前さくらまつりを形に残すため、青森県を区域とするライオンズクラブ国際協会332-A地区が制作していた桜の大型モザイクアートパネルが完成し24日、弘前市に寄贈した。津軽塗の小片約1万枚を組み合わせ、モザイク状に弘前公園外堀の夜桜を描いている。市は今後、市役所本庁舎1階に展示する予定。

 1918年に弘前観桜会として始まったまつりは、第2次世界大戦による中止を経て昨年が100回の節目だったが、新型コロナの感染拡大を受けて幻となった。同クラブは年次大会の記念事業として、モニュメントとなる津軽塗の大型パネル制作を決定。同6月に市に目録を贈っていた。

 完成したパネルは縦100センチ、横180センチ。唐塗、七々子塗など多彩な塗りを施した1.2センチ角の小片を組み合わせている。桜部分のピンク色だけでも50種類を使い分け、津軽塗の若手職人6人が半年がかりで制作した。

 市役所を訪れ、桜田宏市長にパネルを披露した前地区ガバナーの高橋重則さんは「今年こそさくらまつりが盛大に開催されることを祈って制作した。まつりの素晴らしさ、津軽塗の素晴らしさを感じてほしい」と語った。桜田市長は「一つ一つのパーツから、中止の無念さと、この先のまつりへの思いが感じられるようだ」と話した。

モザイク画を構成する多彩な津軽塗パーツ

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