青森県弘前市の弘前公園で22日、「日本一のサクラ」を下支えする、サクラの木の剪定(せんてい)作業が始まった。サクラは通常、剪定を行わないが、同公園では木の健康を保ち、見応えのある花を咲かせるため毎年実施。市公園緑地課の職員ら約30人が、枝ぶりを見極めながら、長柄ノコギリやチェーンソー、剪定ばさみなどを使って枝を整えた。新型コロナウイルス感染防止のため今年、一般への枝配布は行わない。
園内のサクラは52種類約2600本。初日は前週末の講習を経て、下乗橋付近のソメイヨシノから作業を始めた。枯れ枝が花見客に当たってけがをさせないよう切り払い、若い枝の成長を助けるため、日当たりを考えながら古い枝を落とし、ねぷたの扇形をイメージして枝を整えた。剪定枝は炭にして土壌改良に使うほか、和紙の原料などに活用、花芽がついたものは企業などにPR用として役立ててもらう。
同課の桜守・橋場真紀子さんによると、今年の花芽は例年並みの数。「公園の豊かな花は、この作業で保たれている」と春、満開のサクラをイメージし、新型コロナの状況を見極めつつ「できればたくさんの方々に見ていただきたい」と話した。作業は3月下旬まで続く。
園内のサクラは52種類約2600本。初日は前週末の講習を経て、下乗橋付近のソメイヨシノから作業を始めた。枯れ枝が花見客に当たってけがをさせないよう切り払い、若い枝の成長を助けるため、日当たりを考えながら古い枝を落とし、ねぷたの扇形をイメージして枝を整えた。剪定枝は炭にして土壌改良に使うほか、和紙の原料などに活用、花芽がついたものは企業などにPR用として役立ててもらう。
同課の桜守・橋場真紀子さんによると、今年の花芽は例年並みの数。「公園の豊かな花は、この作業で保たれている」と春、満開のサクラをイメージし、新型コロナの状況を見極めつつ「できればたくさんの方々に見ていただきたい」と話した。作業は3月下旬まで続く。