数字で迫る廣澤牧場、三沢で安任生誕190年展

「数字」を切り口に資料を展示している企画展

 明治時代、青森県三沢市谷地頭に日本初の民間洋式牧場「開牧社」(後の廣澤牧場)を開設した旧会津藩士・廣澤安任(1830~91年)の生誕190年を記念し、企画展「牧場の数字展」が同市の先人記念館で開かれている。広さや牛馬の数など数字に着目し、廣澤牧場の姿を具体的に理解できる書類・記録などの資料約30点が展示されている。4月11日まで。

 安任が1879(明治12)年5月に出版した「開牧五年記事」の復刻版では、1872(明治5)年に牧場を開いてから5年間の収支や収穫量、家畜数の推移を記載。親交のあった福沢諭吉が寄せた序文で、安任を高く評価したことも紹介している。

 1922(大正11)年に開かれた開牧50周年記念式典の関連資料では、招待者や余興の様子が見て取れる。

 同館学芸員の吉田幸弘さんは「『開牧五年記事』からは、安任が、緻密に記録を書きためていたことがうかがえる」と説明。「数字という切り口で牧場について知ることができる展示」と入館を呼び掛けている。

 入館料は高校生以上110円、小中学生60円(土曜は無料)。開館時間は午前9時~午後4時(4月は午後5時まで)。問い合わせは同館(電話0176-59-3009)へ。

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