ブイヤベース味のキムチ商品化/八戸のレストラン

新商品「ボン・キムチ」を紹介する清水桂さん(右)と妻の伸江さん

 青森県八戸市のフレンチレストラン「Voila(ボワラ)」が、魚介類を煮込んだ南仏料理「ブイヤベース」のスープを使ったキムチを商品化し、今月から同店などで販売を始めた。コロナ禍で来店客が減り、厳しい経営が強いられる中で活路を見いだそうと、昨春にレシピを考案。八戸商工会議所や県の支援事業を活用し、新商品を生み出した。

 ボワラが発売した「ボン・キムチ」は、ドンコ(エゾイソアイナメ)、トゲクリガニなど数種類の魚介類のうま味を凝縮したスープと、赤唐辛子粉、田子産ニンニク、八戸市の岩舘りんご園のリンゴなどを混ぜ合わせた調味料に白菜、ニラなどの国産野菜を漬けた発酵食品。旬の新鮮な魚介類と野菜を使い、添加物は不使用という。

 オーナーシェフの清水桂(けい)さん(43)は10~20代の頃に焼き肉店で働き、キムチ作りの経験がある。昨年4月、試しに同店で提供しているブイヤベースのスープでキムチを試作し、市内の生鮮食品店で簡易パッケージに入れて販売したところ好評だった。

 「店で飲食した後に持ち帰りできる商品があれば、店の売り上げを補うことができる」。妻で同店ソムリエの伸江さんと、商品開発に取り組もうと八戸商議所に相談した。同商議所の橋渡しで21あおもり産業総合支援センター(青森市)の相談会に参加し、パッケージデザインやプロモーション方法を考え、栄養成分分析を行うなどして商品化にこぎ着けた。桂さんは「ブイヤベースの味を楽しみつつ、開封して発酵が進んでからの味の変化も楽しんで」とPRする。

 清水さん夫妻によると、コロナ禍で昨年3~5月に激減した来店客は、夏以降徐々に回復してきたが、12月からは全国的な感染者増加の影響で再び苦しい状況にある。八戸商議所経営支援2課の掛端裕人課長は「飲食店はどこも大変だが、活路を見いだそうと前向きに努力する店を今後も応援していきたい」と語った。

 ボン・キムチは210グラム入りで556円(税別)。ボワラ、やまはる旭ケ丘店(八戸市)、田子町ガーリックセンターで購入できる。問い合わせはボワラ(電話0178-80-7558)へ。

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