青森県東北町の東側に位置する小川原湖は、約62平方キロの広さを誇る東北6県で最大の汽水湖。大粒のシジミが採れることでも知られる。寒さに耐えられるよう栄養分が高まる冬場は、うま味が増す「寒しじみ」の旬。肌を刺す冷たい風の下でも、操業は続けられる。
シジミ漁が行われるのは深さ3、4メートルまでの水域。長い柄の先に金属製かごが付いた「鋤簾(じょれん)」と呼ばれる漁具を使い、湖底をさらうようにしてシジミをすくい上げる。
妻と一緒に漁をしていた鶴ケ崎長右衛門さん(66)の船に近づくと「小川原湖のシジミは玉が大っきいから、うまいよ。食べれば分かるよ」と、よく通る声が響いてきた。半農半漁の土地柄。2人組の夫婦船や親子船、兄弟船が多いようだ。
小川原湖漁協によれば、最近のシジミ水揚げは年間900トン、販売額5億円規模。漁業者の高齢化などで減少傾向にあるが、魚介が豊富で「宝湖」と呼ばれる小川原湖の恵みの中で主力を担っているという。「小川原湖産大和しじみ」として、県内では十三湖産と共に、国が定めた地理的表示(GI)保護制度の対象になっている。
組合員が1日に採れるシジミは38キロまで、出荷規格は殻長15ミリ以上という決まりがある。資源管理と品質維持のためだ。同漁協の細井崇会計主任は「ヤマトシジミは、外国産に比べて栄養豊富な健康食品。コロナ禍の今だからこそ、小川原湖産の認知度を高めたいですね」と話す。
シジミ漁が行われるのは深さ3、4メートルまでの水域。長い柄の先に金属製かごが付いた「鋤簾(じょれん)」と呼ばれる漁具を使い、湖底をさらうようにしてシジミをすくい上げる。
妻と一緒に漁をしていた鶴ケ崎長右衛門さん(66)の船に近づくと「小川原湖のシジミは玉が大っきいから、うまいよ。食べれば分かるよ」と、よく通る声が響いてきた。半農半漁の土地柄。2人組の夫婦船や親子船、兄弟船が多いようだ。
小川原湖漁協によれば、最近のシジミ水揚げは年間900トン、販売額5億円規模。漁業者の高齢化などで減少傾向にあるが、魚介が豊富で「宝湖」と呼ばれる小川原湖の恵みの中で主力を担っているという。「小川原湖産大和しじみ」として、県内では十三湖産と共に、国が定めた地理的表示(GI)保護制度の対象になっている。
組合員が1日に採れるシジミは38キロまで、出荷規格は殻長15ミリ以上という決まりがある。資源管理と品質維持のためだ。同漁協の細井崇会計主任は「ヤマトシジミは、外国産に比べて栄養豊富な健康食品。コロナ禍の今だからこそ、小川原湖産の認知度を高めたいですね」と話す。
▼おすすめ 3産品/日本一のガニ汁 家庭でも/蛯名鉱治 町長
シジミのほかにもワカサギやシラウオなどが揚がる小川原湖は、水産資源の豊富さから地元では宝湖と呼ばれ、湖畔のキャンプ場も大勢の行楽客でにぎわいます。食のお薦めは、テレビの全国放送で日本一のスープに選ばれたモクズガニの「ガニ汁」。道の駅「おがわら湖」では、手軽に家庭で味わえる缶詰が人気商品になっています。
東北町は畑作が盛んな土地柄でもあり、品質の優れたナガイモとニンニクは県外消費地でも高く評価されています。ナガイモでは、従来品よりも粘り気が強いネバリスターなどの新品種が登場。栄養たっぷりのニンニクでは、さまざまな加工品がある中で黒にんにくの新食感と味わいが評判です。
シジミのほかにもワカサギやシラウオなどが揚がる小川原湖は、水産資源の豊富さから地元では宝湖と呼ばれ、湖畔のキャンプ場も大勢の行楽客でにぎわいます。食のお薦めは、テレビの全国放送で日本一のスープに選ばれたモクズガニの「ガニ汁」。道の駅「おがわら湖」では、手軽に家庭で味わえる缶詰が人気商品になっています。
東北町は畑作が盛んな土地柄でもあり、品質の優れたナガイモとニンニクは県外消費地でも高く評価されています。ナガイモでは、従来品よりも粘り気が強いネバリスターなどの新品種が登場。栄養たっぷりのニンニクでは、さまざまな加工品がある中で黒にんにくの新食感と味わいが評判です。
【問い合わせ先】東北町役場商工観光課(TEL0176-56-4148)