「丑」のオブジェ、神社に飾り付け

丑のオブジェを制作した伊藤さん(左)と総代代表の葛西さん(左から2人目)ら

 青森県五所川原市太刀打の農業伊藤正春さん(78)が来年の干支(えと)「丑(うし)」のオブジェを発泡スチロールで作り20日、同地区の稲荷神社に飾り付けた。干支のオブジェ作りは6作品目。本物そっくりの出来栄えに近隣住民たちも感心している。

 丑のオブジェは幅180センチ、高さ90センチほど。市販の発泡スチロールを4、5枚貼り付けて大きな直方体を作ってから、のこぎりで牛の形に成形した。

 伊藤さんは「写真を見ながら少しずつ削って細部を整えた。色付けを含めて作業は2週間くらい。時間をかければもう少しうまくできたかも」と苦笑する。

 9年ほど前に大病を患って手術した。それ以来、健康の大切さを実感。手先が器用で稲荷神社のしめ縄作りを長年続けていたことから「無病息災の御利益を願って」(伊藤さん)、サルを皮切りに干支の飾り物を作り始めたという。

 20日は同神社総代代表の葛西秀一さん(69)らと4人で、鳥居のしめ縄とオブジェの飾り付けを行った。「近ごろは年の瀬が近づくと、今年の出来はどうか話題になるほど住民の楽しみになっている」と葛西さん。伊藤さんは「みんなが見てくれて張り合いができた。まずは十二支をひとまわり作ることが目標」と張り切っていた。

五所川原市

青森
太宰治の最晩年紹介 斜陽館で年間特別展
青森
能町さんと伊藤さん(青森出身) 青森愛あふれるライブ/五所川原
青森
梵珠山のブナ林 新緑鮮やか
青森
「にこにこ温泉しうら」24日オープン
青森
GWスタート 青森県内行楽地盛況