黒石の絵師団体、青荷温泉にねぷた絵飾る

青荷温泉の玄関ロビーのふすまに張られたねぷた絵と、黒石ねぷたの絵師の(左から)山谷さん、石原さん

 青森県黒石市の黒石ねぷたの絵師団体・黒昇會(今井秋行(ときゆき)会長)は14日、同市沖浦の山中にある「ランプの宿青荷温泉」の玄関ロビーにあるふすまに、ねぷた絵4枚を飾った。

 ねぷた絵で観光地を盛り上げたい-という黒昇會の取り組みの一環。これまでにも同市中心部の中町こみせ通り、中野もみじ山、同市袋の観光施設・津軽伝承工芸館などに、会員の絵師らがボランティアでねぷた絵を描いて飾ってきた。

 青荷温泉には昨秋初めて、内湯前の壁面に絵師・山谷寿華(じゅか)さん(41)=青森市浪岡=の紅葉が鮮やかな見送り絵1点を飾った。今回はそれに続く取り組みで、山谷さんと黒石市の絵師・石原健太さん(28)が14日、それぞれ描いた絵を持参し、ふすまに丁寧に張り付けた。

 山谷さんは青荷の代名詞ともいえるランプを持った天女の絵2点、石原さんは源氏と平氏による壇ノ浦の戦いを表した2点一対の作品を描いた。作業を終えた山谷さんは「お客さんを明るく出迎えることをイメージし、ランプを持った天女を描いた。(新型コロナウイルスの影響で)今年はねぷたまつりがなかったので、宿に来た人たちにまつりの雰囲気を味わってもらえたら」、石原さんは「2枚の絵を見て、ストーリーが伝わることを意識した」と話し、出来栄えに手応えを感じていた。

 青荷温泉の原田篤久社長は「ロビーが非常に華やかになり、到着したお客のインパクトも大きいと思う。ねぷた絵をご覧になって、ゆっくり入浴してほしい」と話した。

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