十和田湖冬物語が一新 光と音で湖畔演出

イベントのメイン会場になる十和田神社(十和田奥入瀬観光機構提供)

 十和田湖畔の真冬の一大イベント「十和田湖冬物語」の実行委員会(中村秀行委員長)は30日、同イベントをリニューアルすると発表した。十和田神社をメイン会場に、イルミネーションやプロジェクションマッピングなどを駆使して光と音楽で幻想的な空間を創る。期間は紅葉ピーク後の11月18日~来年1月31日。

 イベント名は「カミのすむ山 十和田湖 光の冬物語」。地元に残る十和田湖伝説をテーマに、山道や湖沿いの周辺約1キロを6種類の光で演出する。入場料は当日券大人1600円(前売り券1200円)で、小学生以下無料。午後5~9時に実施する。

 企画するのは、和歌山市で同様のイベントを手掛ける「フェスタ・ルーチェ実行委員会」(古澤良祐会長)。古澤会長がリモートで参加し、イベント概要を説明した。今年は青森県と新潟県、和歌山県で同様のイベントを実施するという。

 冬物語実行委の中村委員長は、地域住民の高齢化に伴う会場設営が困難な状態を挙げ、従来イベントのマンネリ化もある-と説明。その上で「今回から初めての取り組みになるが、地元も大変期待している」と話した。

 冬物語の前身は、1981(昭和56)年にスタートした十和田湖雪まつり。その後、十和田湖冬紀行、十和田湖冬物語と名前を変え、開催してきた。巨大雪像や連夜の打ち上げ花火など多彩なイベントを繰り広げ、20万人前後の来場者を集めた。

 イベントについての問い合わせは、実行委(電話0176-75-1531)へ。

会見する中村委員長(中)ら

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