あじ菜(青森)が県産サメ使用の新商品開発

県産のアブラツノザメ(中央)やホタテが入った釜飯

 青森市で飲食店を経営する「精養軒」(松江康代社長)は29日、同社運営の和食レストラン「あじ菜」(青森市東大野)で10月から提供する県産アブラツノザメを使った新メニューの発表会を開いた。サメは青森県の豊かな海鮮食材「七子八珍」の八珍の一つで、かつては郷土の味としてよく食卓に上ったが、近年は特有の香りや風味によって食材としての存在感が薄れている。今回はサメ独特の臭みがなく、食べやすさとおいしさを追求した4品を提供する。

 同社が約3カ月かけてメニューを考案。県産のサメとホタテ入りの釜飯がついた「鮫(さめ)ホタテ釜飯ひれかつ膳」(税抜き1450円)のほか、サメ入りの黒酢あんかけやかき揚げを使った3商品を提供する。

 発表会には食材提供業者らが参加。「臭みがない」「柔らかくて鶏肉のようだ」などの声が上がった。

 同社の野土谷泰大営業企画室長は「タンパク質が豊富な一方、低カロリーで骨もない。これまでサメ料理に嫌悪感を抱いていた人にぜひ食べてほしい」と語った。

 田澤竜也統括料理長は「サメを使った料理に再び注目が集まってくれれば」と期待していた。

 4商品は10月いっぱい提供し、その後は販売状況を見ながら判断する。

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