桜桃忌、「太宰列車」運行始まる

荷物棚の上に太宰作品の名言をまとめた文章を展示している「太宰列車」

 作家・太宰治にちなんだ「太宰列車2020」の運行が、太宰の命日「桜桃忌」の19日、青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で始まった。地元の関係者などが選んだ太宰の名言20選が「走れメロス号」の車内で紹介されている。

 NPO法人津軽半島観光アテンダント推進協議会が企画し、11回目。「人間失格」「走れメロス」「津軽」などの太宰作品の中の名言、その言葉を選んだ理由をまとめた文章を荷物棚の上に展示した。

 金木太宰会の木下巽会長は、人間失格の有名な一文「恥の多い生涯を送ってきました」を紹介。「太宰らしさが最も表れた言葉の一つ」などと記している。

 太宰列車は例年、8月末で運行を終えるが、今年は9月30日まで1日5往復程度運行する。

 津軽鉄道に乗務する「津軽半島観光アテンダント」の阿部美紀さんは「新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ客足が戻ることを期待して期間を延ばした。名言20選が太宰作品を読むきっかけになってくれれば」と話した。

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