街歩きツアー再開 弘前観光コンベンション

街歩きツアーで訪れる旧弘前偕行社の内部(弘前観光コンベンション協会提供)

 弘前観光コンベンション協会は、新型コロナウイルスの影響で3月以降見合わせていた街歩きツアーの予約受け付けを再開した。今春リニューアルオープンした国重要文化財「旧弘前偕行(かいこう)社」などを巡る半日の旅を企画。ウイルスの拡散を防ぎつつ近場の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」の観点から、弘前市民や周辺市町村の住民を対象に参加者を募集している。

 マイクロツーリズムは、全国に宿泊施設を展開する星野リゾート(長野県軽井沢町)が提唱する旅のスタイル。自宅から車で30分~1時間の範囲を観光し、地域経済を後押しする。

 同協会は旧弘前偕行社と、太宰治が旧制弘前高校生時代に下宿した旧藤田家住宅(太宰治まなびの家)を巡るガイド付きツアーを16、21の両日実施する。マスク着用や検温、消毒などの感染予防策をとるほか、密集・密接を避けるため定員は5人にとどめた。

 同協会は、地元住民を対象にした別の街歩きツアーも随時売り出す予定。小笠原清寿・観光振興課長は「地元の方々が身近な観光資源を知ることは、おもてなし力の向上にもつながる。将来また全国から旅行客を受け入れるための準備期間にしたい」と話している。

 ツアーの申し込みは実施日の3日前まで。問い合わせは同協会(電話0172-35-3131)へ。

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