黒石「こみせの宿」全面開業

ホテル逢春の全館営業を祝い、テープカットを行う関係者ら=1日、黒石市横町

 青森県黒石市横町の複合宿泊施設「こみせの宿 ホテル逢春(ほうしゅん)」が1日、宿泊業務を含む全館営業を始めた。同日はオープニングセレモニーを行い、関係者が中心市街地にこれまで少なかった宿泊施設のオープンによる地域経済の活性化を願った。

 市中心市街地活性化基本計画の一環で、同市の民間企業「逢春」(福原真一社長)と、こみせ通り商店街振興組合(村上陽心(あききよ)理事長)が協力し、今年3月に完成した。和洋15の客室や、宴会や催事などに対応する最大120人収容の多目的ホールなどを整備。外装は近くの中町などに残る木造アーケード「こみせ」風とした。新型コロナウイルスの影響で4月のオープンを延期し、5月8日から喫茶と物産コーナーのみ営業していた。

 セレモニーには関係者約35人が出席。神事の後にテープカットを行い、全面オープンを祝った。福原社長は「この施設を利用し、中心商店街の皆さんと共にいろんなことをやっていく。厳しい船出になるが、コロナに負けないよう頑張りたい」とあいさつした。

 1日午後5時現在、12件の宿泊予約が入っている。夕食は原則提供せず、宿泊客には近隣の飲食店を紹介する。高樋憲市長は取材に「中心市街地にホテルを建設してもらいありがたい。黒石に泊まって飲食も楽しんでもらい、好循環につながっていけば」と期待した。

 オープンを記念し7月31日まで、特別価格の宿泊プランがある。

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