ふさふさ、まんまる赤ちゃん-浅虫水族館

クリーム色のふさふさの毛をまとったゴマフアザラシの赤ちゃん(浅虫水族館提供)=11日撮影

 青森市の県営浅虫水族館で11日早朝、ゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれた。水族館は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休館中だが、ホームページに赤ちゃんの写真を掲載するなど、クリーム色のふさふさの毛をまとった愛くるしい姿を発信している。

 ゴマフアザラシの赤ちゃんは、水族館で飼育されている「きぼう」(オス)と「メイ」(メス)の間に生まれた。メイの出産は、2018年の「かぶと」(オス、現在は静岡県の下田海中水族館で飼育中)に続き、2回目となる。

 赤ちゃんは順調に育っており、14日時点では体長約80センチ、体重約11キロ。かぶとの出産時は確認されなかった授乳行動が1日1~2回ほど見られるといい、親子でじゃれ合う姿が関係者を癒やしている。

 浅虫水族館飼育展示部海獣グループの加藤愛さん(24)は「赤ちゃんの寝ている姿はとてもかわいいし、子育てをするメイの姿も見守っていきたい。休館中で生まれた直後の姿を見せられないのは残念だが、ブログなどで積極的に紹介していければ」と語った。

 赤ちゃんの名前は現時点で未定。かぶとの時は公募で決めたが、対応は検討中という。水族館の営業再開は5月7日の予定。

母親のメイ(左)とじゃれ合う赤ちゃんアザラシ(浅虫水族館提供)=13日撮影

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