「あおもり藍」に糖尿病改善の可能性

あおもり藍が糖尿病の改善につながる可能性について報告する佐々木教授

 青森県発の機能性素材として注目されている「あおもり藍」に、糖尿病の改善や予防につながるホルモン「アディポネクチン」の分泌を促す働きがあることが、東北医科薬科大学の佐々木健郎教授の最近の研究で分かった。14日、青森市で開かれたあおもり藍の利活用推進セミナーで同教授が報告した。あおもり藍はインフルエンザウイルスの感染力を弱める作用についても弘前大学などの研究によって実証されており、医薬品や健康食品などへの活用が期待される。

 あおもり藍は青森市などで農薬不使用で栽培されている藍。藍葉から抽出したエキスに含まれる成分には、抗菌や防臭効果があることが分かっているほか、糖尿病や動脈硬化などの改善・予防の可能性についても研究が進められてきた。

 アディポネクチンは「やせホルモン」「若返りホルモン」とも呼ばれる善玉ホルモンの一種。佐々木教授は、あおもり藍を摂取させたマウスを使った実験で、アディポネクチンの分泌を助ける作用について有効性を確認できたとし「実際に改善につながれば非常にインパクトがある。医薬品開発のほか食材やサプリメントなど予防の分野での貢献が期待できる」と述べた。

 このほか弘前大学大学院の中根明夫特任教授が、インフルエンザ予防への応用や潰瘍性大腸炎の抑制効果に関する研究成果について発表。あおもり藍の商品開発にも携わる食品スーパー福島屋(東京)の福島徹会長はあおもり藍のブランド化について講演した。

 セミナーはあおもり藍の県内での幅広い利活用と産業振興を目指し県が主催。県内の中小企業や医療、農業関係者ら約130人が参加した。五所川原市の農産品加工会社アグリコミュニケーションズ津軽の宮田健社長は「さまざまな効能が裏付けられてきているので、加工する側としては事業化しやすいと期待がもてた」と話した。

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