ブイヤベース缶詰12日発売/八戸

缶詰を利用し、タラやトマトを煮込んだスープ(手前)。奥は缶詰に入っているスープ

 八戸ハマリレーションプロジェクト、JR盛岡支社、青森県八戸市は12日、缶詰「八戸ブイヤベーススープ」を発売する。販売を前に6日、同プロジェクトの古川篤局長、同盛岡支社の朝岡正貴営業部長が八戸市庁を訪れ、小林眞市長に缶詰スープの完成を報告した。ブイヤベースの缶詰は全国的にも珍しいという。

 ブイヤベースはフランス発祥の魚介スープ。同商品は、八戸港で水揚げされたサバのほか、タラ、エビなどの魚介類、トマト、ハーブ、スパイスなどが溶け込んでいる。1年以上試作を重ねて完成した。缶詰にはスープのみが入っており、温めてスープそのものを楽しめるほか、魚介を加えて本格的なブイヤベースにしたり、リゾット、パスタなどに活用できる。

 同商品を利用してタラやトマトを煮込んだスープを試食した小林市長は「スパイシーで濃厚。おいしい」と語った。

 同市では毎年2月から3月末に市内の飲食店などが、八戸産の魚介類を使用して「八戸ブイヤベースフェスタ」を開催。スープ以外にもオリジナルの締めの一皿を店ごとに提供している。

 古川さんは同商品の開発について「プロの味をどこまで再現できるか苦労した。缶詰で興味を持ってもらい、八戸のフェスタに足を運んでほしい」と語った。

 同商品は1缶900円(税抜き)で、ユートリーほか市内の土産品店、青森・岩手県内の主要駅などで販売予定。

完成した缶詰「八戸ブイヤベーススープ」を手にする(左から)朝岡さん、小林市長、古川さん

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