青森県鯵ケ沢町深谷地区特産の「深谷の栗」を使った栗焼酎「滝吉(たきよし)」が完成した。地域資源の掘り起こしとブランド化を目指す鯵ケ沢町観光協会が2年かけて商品開発。クリの生産に携わっている地元住民らの名字を商品名に冠し、やさしくまろやかな味わいが特長。同町の海の駅わんどで5月に発売される予定。
深谷地区では、高齢化に伴い、リンゴの転作作物としてクリが植えられ、現在は7世帯が収穫している。地区の無人販売所以外ではほとんど出回っていなかったが、町観光協会が埋もれた地域の宝を掘り起こそうと4年前から商品化を推進。深谷の栗を使った各種スイーツが誕生し、味の良さが知られるようになった。さらなる流通量拡大を目指してたどりついたのが栗焼酎だったという。
栗焼酎は原材料に麦こうじのほか、深谷の栗を40%以上使用。栗焼酎の実績がある秋田県醗酵工業(同県湯沢市)に製造委託し、試作を重ねて完成した。
3月25日に町中央公民館で開かれた完成発表会でお披露目され、試飲した関係者には柔らかい口当たりが好評だった。
町観光協会の工藤健副会長は「まだ“若者”だが、どのような味になり熟成していくのか見定めてほしい」とあいさつ。平田衛町長は「鯵ケ沢でしか飲めず希少価値が高い。私も町内外に売り込みたい」と強調した。深谷町内会の滝吉和俊会長(73)は「まさかクリの焼酎ができるとは思っていなかった。飲みやすくておいしい」と完成を喜んだ。
栗焼酎「滝吉」は720ミリリットル入り2700円(税込み)。千本限定で販売する。
深谷地区では、高齢化に伴い、リンゴの転作作物としてクリが植えられ、現在は7世帯が収穫している。地区の無人販売所以外ではほとんど出回っていなかったが、町観光協会が埋もれた地域の宝を掘り起こそうと4年前から商品化を推進。深谷の栗を使った各種スイーツが誕生し、味の良さが知られるようになった。さらなる流通量拡大を目指してたどりついたのが栗焼酎だったという。
栗焼酎は原材料に麦こうじのほか、深谷の栗を40%以上使用。栗焼酎の実績がある秋田県醗酵工業(同県湯沢市)に製造委託し、試作を重ねて完成した。
3月25日に町中央公民館で開かれた完成発表会でお披露目され、試飲した関係者には柔らかい口当たりが好評だった。
町観光協会の工藤健副会長は「まだ“若者”だが、どのような味になり熟成していくのか見定めてほしい」とあいさつ。平田衛町長は「鯵ケ沢でしか飲めず希少価値が高い。私も町内外に売り込みたい」と強調した。深谷町内会の滝吉和俊会長(73)は「まさかクリの焼酎ができるとは思っていなかった。飲みやすくておいしい」と完成を喜んだ。
栗焼酎「滝吉」は720ミリリットル入り2700円(税込み)。千本限定で販売する。