青森県鯵ケ沢町山田野地区の春の風物詩・菜の花が、今年も見ごろを迎えた。晴天に恵まれた1日、訪れた行楽客らは残雪の岩木山をバックに“黄色のじゅうたん”が一面に広がる光景を楽しんだ。

　東京都から弘前市に単身赴任中の佐藤潤一さん（32）は、都内で暮らす妻の優希さん（33）、娘の想乃佳ちゃん（8カ月）と一緒に訪れ、写真撮影を楽しんだ。潤一さんは「良い写真が撮れた。楽しかった」と笑顔で話した。

　今年、観賞用に開放される農地は約8ヘクタール。農地に続く道が狭いため、町は、「やまなみロード」沿いの案内看板から北側に入って道なりに進み、無料の臨時駐車場を利用するよう呼びかけている。大型車両は進入不可。

　菜の花を栽培する農家八木田正勝さん（76）によると、昨年ほどではないが、今年の開花も例年に比べ若干早めという。