
JR五能線の鯵ケ沢駅と鳴沢駅が15日に開業100周年を迎えることを記念したパネル展が12日、青森県鯵ケ沢町の鯵ケ沢駅で始まった。
五能線の歴史は1908(明治41)年の東能代-能代間開通に始まる。青森県側では、18(大正7)年に川部-五所川原間に民営の陸奥鉄道が開通。その後、五所川原側と秋田県の能代側から官営鉄道としての延伸工事が進められ、24(同13)年に五所川原-陸奥森田間が開通。25(同14)年5月15日に鯵ケ沢まで延伸され、鯵ケ沢駅と鳴沢駅が同時開業した。町勢要覧によれば、ピーク時の67(昭和42)年度、鯵ケ沢駅の乗車人員は72万人余り。
パネル展では、岩木山を中心に当時の鉄道路線や名所など描いた鳥瞰(ちょうかん)図「陸奥鉄道沿線案内」のほか、戦前・戦後の鯵ケ沢駅周辺や構内、旧鯵ケ沢保線区庁舎などを紹介。鳴沢駅関連では旧駅舎の模型を展示し、詩人・宮沢賢治が駅近くの旧陸軍山田野演習場にいた弟・清六を訪ね、開業年の9月に同駅に降り立ったエピソードにも触れた。
展示を企画した町教育委員会の中田書矢総括学芸員は「今の駅を見て100年の歴史をすぐイメージできないかもしれないが、この機会に感じ取ってほしい」と話す。中田学芸員から解説を受けたJRの高橋賢弘前統括センター副所長・五所川原駅長は「私も勉強になる。利用者に駅に愛着を持っていただくきっかけになれば」と語った。
パネル展は6月15日まで。鳴沢駅にも同駅の歴史を紹介する展示物がある。
五能線の歴史は1908(明治41)年の東能代-能代間開通に始まる。青森県側では、18(大正7)年に川部-五所川原間に民営の陸奥鉄道が開通。その後、五所川原側と秋田県の能代側から官営鉄道としての延伸工事が進められ、24(同13)年に五所川原-陸奥森田間が開通。25(同14)年5月15日に鯵ケ沢まで延伸され、鯵ケ沢駅と鳴沢駅が同時開業した。町勢要覧によれば、ピーク時の67(昭和42)年度、鯵ケ沢駅の乗車人員は72万人余り。
パネル展では、岩木山を中心に当時の鉄道路線や名所など描いた鳥瞰(ちょうかん)図「陸奥鉄道沿線案内」のほか、戦前・戦後の鯵ケ沢駅周辺や構内、旧鯵ケ沢保線区庁舎などを紹介。鳴沢駅関連では旧駅舎の模型を展示し、詩人・宮沢賢治が駅近くの旧陸軍山田野演習場にいた弟・清六を訪ね、開業年の9月に同駅に降り立ったエピソードにも触れた。
展示を企画した町教育委員会の中田書矢総括学芸員は「今の駅を見て100年の歴史をすぐイメージできないかもしれないが、この機会に感じ取ってほしい」と話す。中田学芸員から解説を受けたJRの高橋賢弘前統括センター副所長・五所川原駅長は「私も勉強になる。利用者に駅に愛着を持っていただくきっかけになれば」と語った。
パネル展は6月15日まで。鳴沢駅にも同駅の歴史を紹介する展示物がある。
