法量のイチョウ、3年ぶりに黄葉ならず/十和田

すっかり落葉し、全ての枝がむき出しとなった「法量のイチョウ」=27日午前

 青森県十和田市法量銀杏木にある国指定天然記念物「法量のイチョウ」が今年は黄化粧することなく落葉した。例年、黄葉前に初雪が降り、緑葉のまま落葉するケースが多いことから「日本一気難しいイチョウ」とも呼ばれる。昨年まで2年続けて黄葉していたが、11月中旬の風雨や降雪でほぼすべての葉が落ち、3年連続とはならなかった。

 イチョウを観察している地元の高渕英夫さん(67)=東北巨木調査研究会会長=によると、11月に入り、黄色に色づく葉も出たが、18日の風雨、19~20日に降り続いた雪の影響で枯れ落ちた。周囲の地面は、黄色やくすんだ緑色の落ち葉が埋め尽くしている。

 過去には10年以上黄葉しない期間もあったというが、最近は2017年から2年連続で黄葉していた。高渕さんは「この木は深浦・北金ケ沢のイチョウのように毎年確実に黄葉するわけではない。とにかく気難しいので、来年も分からないね」と淡々と話した。

 法量のイチョウは推定樹齢1100年。幹回りは14.5メートル。樹高はかつて30メートル以上あったが、16年8月の台風で最上部の幹や枝が折れ、現在は約25メートル。台風による折損被害については、樹木医の指導で治療が続けられ、樹勢は回復しているという。

昨年は見事に黄葉し、見物客の目を楽しませた=2018年11月16日

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