収穫後、トラックの荷台に積み上げられた長さ1メートルほどの自然薯=19日午後2時ごろ、平川市碇ケ関地区

 粘りが強く、独特の風味が特徴の自然薯(じねんじょ)の収穫が19日、青森県平川市碇ケ関地区で始まり、生産者が土中から掘り起こす作業に追われた。

 同地区名産の自然薯は、一時期農家の高齢化や後継者不足に悩まされていたが、11年前から同地区の建設業者でつくる「津軽碇ケ関自然薯生産組合」が本格生産を開始。現在は2社が栽培を続けている。

 このうち白戸建設はJR碇ケ関駅近くにある10アールの畑で5人ほどが作業。重機で土を掘り起こした後、長さ1メートルほどに成長した自然薯を専用の筒から丁寧に取り出していった。今シーズンは約1500本の収穫を見込み、12月初旬にかけて作業した後、降雪で取り切れなかった分は来春収穫するという。白戸寛社長(60)は「今年は夏場の高温や雨不足の影響で小ぶり。来年に期待」と話した。

 この日収穫した自然薯は、道の駅いかりがせきでそばなどの原料として使われるほか、23~24日の自然薯まつりでも販売される。

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