土崎みなと歴史伝承館(秋田市)

 地域の伝統文化と戦争の教訓を伝える施設で2018年3月に、国道7号沿いにオープンした。鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積1393平方メートル。道路側の壁面はガラス張りで、外からも曳山を見ることができる。敷地面積は3887平方メートルで28台分の駐車場を整備した。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された「土崎神明社祭の曳山(ひきやま)行事」の曳山や、戦時中に空襲を受けた旧日本石油秋田製油所の倉庫「被爆倉庫」の柱などを常設展示。伝統文化と戦争の教訓を次世代に伝える施設になっている。

 曳山展示ホールには、勇壮な武者人形5体を飾った高さ11・5メートルの曳山を設置。展示用として特別に作られた。土崎神明社の氏子39町内のちょうちんが並ぶほか、タッチパネルで操作する「曳山データベース」で、祭りの歴史や曳山の構造などを学ぶことができる。

 空襲展示ホールには、昨年春に解体された被爆倉庫から搬出した、柱8本とはりを展示。爆撃の熱でコンクリートが焼けただれ、柱は鉄筋がむき出しになっている。柱のうち1本は触ることができる。爆弾の破片や被爆した児童の学童服、不発弾なども並ぶ。

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