大輪の花 色とりどり/はちのへ菊まつり開幕

色とりどりの菊が展示されている「はちのへ菊まつり」

 第48回はちのへ菊まつり(青森県八戸市、市を緑にする会主催)が10月31日、八戸ポータルミュージアムはっち、八戸まちなか広場マチニワを会場に開幕した。愛好家や老人クラブ、市内小学生らが丹精込めて育てた色とりどりの大輪約380鉢が並び、来場者の目を楽しませている。4日まで。

 展示された菊の多くは同市発祥の品種「奥州菊」で、中央の花弁は丸く巻き上がり、外側の花弁は垂れ下がるように広がっているのが特徴。八戸菊花会の工藤亮悦会長は「初日から満開のいい状態。昨年までの市庁前広場から会場が変わり、展示する鉢数が制限されたことで見応えのある立派な菊が並んでいる」と来場を呼び掛けた。

 はっち会場には新元号・令和の典拠となった万葉集の梅花の歌を詠む「曲水の宴」をイメージした菊人形も展示されている。期間中は菊人形づくり体験やステージショーも開かれる。

 菊花品評会の優等賞は次の通り(〇は一席)。

丸▽盆栽の部 〇中村清治、細越繁雄、笹本繁夫▽切り花の部 西久保雅通、工藤亮悦▽福助の部 中村清治、笹本繁夫▽ミニ懸崖の部 細越繁雄▽杉・玉の部 関口一雄▽千輪の部 山田稔

「曲水の宴」が題材の菊人形

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