燃えるような色彩 八甲田・毛無岱が見ごろ


 まるで、燃えるような-。北八甲田の毛無岱(けなしたい)(標高約千~1200メートル)が紅葉の見ごろを迎えている。3日、山の斜面は赤や黄、オレンジ色などに染まっていた。広大な錦絵は登山客の目をくぎ付けにして離さない。

 酸ケ湯温泉近くから、歩いて40分ほどの木道。あいにくの曇り空だったが、上空からの眺めの中でナナカマド、ハウチワカエデ、ミネカエデが競うように色づいていた。

 クサモミジも黄金色に染め上がり、湿地帯に点在する池と、絶妙なコントラストを描いていた。

 県内外の団体客が歓喜の声を上げる。神戸市の和田暁子さん(73)は「素晴らしいの一言。神戸の夜景に負けない『百万ドルの紅葉』だね」と目を輝かせた。

 秋の深まりとともに紅葉が駆け足で進む。各地の絶景を小型無人機で追い掛ける。

紅葉が見ごろを迎え、登山客らが列をなす北八甲田の毛無岱=3日午前(東奥日報紙空撮チーム、関係者の許可を得て小型無人機から撮影)

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