「宇一が描いた蝶展」開幕 七戸・鷹山美術館

鷹山宇一が作品で描いた蝶を、對馬さん(右)による蝶の標本と解説パネルと共に鑑賞できる記念展

 青森県七戸町立鷹山宇一記念美術館で開館25周年記念「宇一が描いた蝶(ちょう)展」(主催・鷹山宇一記念美術振興会)が22日開幕した。宇一が描いた蝶の作品を、蝶の収集家で日本鱗翅(りんし)学会員の對馬康夫さん(69)=青森市=による標本や解説パネルと共に約30点を展示。宇一が収集した蝶のブローチなどのコーナーもある。会期は11月4日まで。

 21日は同館で開催式と内覧会を開き、関係者がテープカットで開幕を祝った。「花と蝶を描く画家」として知られた宇一だが、描かれた蝶が図鑑やあらゆる角度からの観察に基づく正確なもので、実在することはあまり知られていない。

 同展プランナーの對馬さんは「日本にはほかにも蝶を描いた画家がいるが、宇一の作品は作品中の種を同定できる割合が高い。作品と共に標本を鑑賞してもらえれば」と話していた。

 同日は展示室で、開館25周年を記念したピアニスト西村由紀江さんのコンサートも開かれた。

 同展の入館料は一般500円、高校・大学生300円、小・中学生100円。入館は午前10時から午後5時半まで。休館は原則月曜。

 10月19日には對馬さんによるギャラリートークを行う。午前10時から子ども向け、午後1時半から大人向け。問い合わせは同館(電話0176-62-5858)へ。

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