ライブ開催100回 「あぜりあ」で記念コンサート/大鰐

開催100回目の節目となったライブコンサート「おおわにジャズナイト」

 青森県大鰐町の社会福祉法人「北光会」は20年間にわたり、町内の介護施設で一流ミュージシャンを招いたライブコンサート「おおわにジャズナイト」を開いている。4日には節目の100回目に到達。同法人の小田桐磨(おさむ)理事長(64)は「来場者の『いい演奏だった』『最高な時間を過ごせた』という声がやりがいにつながっている」と話す。

 同町大鰐湯野川原の介護センター「あぜりあ」で同日開かれた記念コンサートには、2006年8月の初回からたびたび出演している日本有数のジャズドラマー大隈寿男さんら5人が登場した。

 約80人の観客は、ドラムとベース、サックス、ピアノが織りなす演奏や、ゲストボーカリストの青木カレンの力強い歌声を満喫。最後の曲「ルート66」が終わり、アンコールの拍手が響く会場に小田桐理事長が登場し、出演者に「おおわにジャズナイト親善大使」と書かれたたすきを贈呈。出演者はチャップリン映画「モダンタイムス」のテーマ曲をアレンジした「スマイル」をたすきをかけて演奏し、記念のステージを締めくくった。

 秋田市の落合涼子さん(60)は、「ここに来る人はみんな耳が肥えていて、いつもミュージシャンとの真剣勝負が楽しめる。コンサートが続く限り来るつもり」と話した。

 取り組みを始めるきっかけとなったのは、同法人のデイサービス施設にピアノ付きの舞台と広いホールが備わっていたことという。日中は利用者のレクリエーションに活用していたが、夜間は全く使われていなかった。ジャズ好きの小田桐理事長が、一流ミュージシャンの演奏を町民に届ける場にできないかと思い立ち、年1回のイベントとして企画した。

 当初の来場者は、地元住民や施設利用者らが中心だったが、次第に県内外の愛好家が集まり、開催回数は年ごとに増加。これまでジャズピアニストの秋吉敏子さんやジャズトランペッターの日野皓正さん、サックス奏者のMALTAさんら世界的ミュージシャンも出演したという。今年は5~11月に計9回のコンサートを予定している。

 16年からは、地元の子どもたちの音楽活動にも協力したいと、「大鰐町の子どもたちへ楽器を届けるプロジェクト」とのタイトルを加えた。小中高校生の入場料を500円にとどめ、出演ミュージシャンによるワークショップや、大鰐小中学校への寄付活動も行っている。4日には、開演前に両校の校長へ各10万円の目録を手渡した。

 節目の回を終えた小田桐理事長は「また頑張ろうという気持ちが湧いてきた。あと10年、200回を目指します」と力を込めた。

ゲストボーカリストの青木さん(中)に「おおわにジャズナイト親善大使」のたすきを贈る小田桐理事長(右)

大鰐町

青森
世界のビール、飲み比べ 「鰐come」で祭り、85人堪能/大鰐
青森
大鰐で初のロックフェス開催 アマチュアバンドら30組が出演/27、28日
青森
「大鰐温泉つつじまつり」開幕 24日まで
青森
赤、ピンク、白…色とりどりのツツジ見ごろ/大鰐町茶臼山公園
青森
ねぷたの明かりで幻想的に/弘南鉄道大鰐線夜間特別ライトアップ