闇夜に浮かぶ時代絵巻 八戸三社大祭前夜祭

ライトアップされたきらびやかな山車が中心街を彩った八戸三社大祭の前夜祭=31日午後8時10分ごろ、八戸市の八日町中央パーキングから

 県南地方最大の夏祭り・八戸三社大祭が31日、前夜祭で幕を開けた。青森県八戸市の中心街と市庁前市民広場には、各山車組が趣向を凝らし作り上げた豪華絢爛(けんらん)な山車26台が並び、ライトアップで闇夜に浮かび上がった。きらびやかな時代絵巻が街を彩り、市民や観光客の目を楽しませた。

 三社大祭は国の重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つ。

 午後6時、開幕を告げる号砲とともに祭りばやしが始まった。空には厚い雲が垂れ込め、時折雨に見舞われたが、笛や太鼓の音色、子どもたちの「ヤーレ、ヤーレ」のかけ声が元気に響き、街はにぎわった。

 香川県から4年前に同市へ移住した小西晶子さんは「練り歩く山車は見たことがあったが、山車が動かない前夜祭は初めて。全部の山車をじっくり見られて感動している」と語り、浴衣の袖で目頭を押さえた。

 8月1日は午後3時から神明宮、龗(おがみ)神社、長者山新羅神社の「三社」の神社行列に続き、神楽や虎舞、26台の山車が合同で市中心街を練り歩く「お通り」が行われる。祭りは4日の後夜祭までの5日間。

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