新緑にツツジ鮮やか 八戸南部氏庭園、18日まで公開

ツツジが色鮮やかに咲く庭園内を散策する来園者ら

 江戸時代末期に造成された青森県八戸市売市4丁目の日本庭園「八戸南部氏庭園(南部御田屋=おたや=)」の本年度の春の一般公開が15日、始まった。園内ではツツジが見ごろとなっており、多くの来園者が藩政時代の庭園芸術に触れながら散策や写真撮影を楽しんでいた。18日まで。

 庭園は、薩摩藩の島津家から信順(のぶゆき)公が第9代八戸藩主に迎えられたのを機に、1847(弘化4)年に造られた。水を使わずに海や川を表現する「枯山水」の様式で、庭園の背景に流れる馬淵川を借景に、樹齢数百年とされるモミの木などさまざまな樹木や石灯籠、橋などが配置されている。

 妻と初めて訪れたという同市の男性(70)は「街なかにあるのに、樹木や花の種類が多くてとても良い場所」と笑顔を見せた。庭園の歴史や見どころを無料で案内している根城史跡ボランティアガイドの掛端鉄雄さんは「去年に比べてツツジの色合いが良い。帽子をかぶるなど熱中症対策をして来園してほしい」と話した。

 庭園は「緑ケ丘」バス停から徒歩約5分。駐車場が少ないため、市は公共交通機関の利用を呼びかけている。開園時間は午前10時~午後3時。

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