小ぶりでやわらかい餅に包まれた菓子だが、口に運ぶと中身はこしあんの甘さだけではない独特の風味が感じられる。クルミのカリッとした食感とともに、ピリッとした香辛料のアクセントがきいている。
秋田県鹿角市の「さこう」の「けいらん」は、吸い物にあん入りの餅が入った鹿角地域の郷土料理・けいらんを和菓子にアレンジした銘菓だ。あんにはクルミとこしょうが混ぜ込まれている。北東北3県の旧盛岡藩領で冠婚葬祭の際に食べる習慣があり、味付けは地域によって異なる。餅が鶏の卵のように見えることが名前の由来とされる。
菓子のけいらんは、さこう社長の佐藤泰子さん(65)が注文を受けてから手作りしている。餅はふわっとした食感になるよう、時間を厳密に管理して蒸している。30年ほど前、さこう創業者で父の順孝(よしたか)さん(故人)が考案した。妻の智子さん(86)は「鹿角独自の土産を作ろうとして意気込んでいた。歴史に詳しい人にも話を聞いていた」と振り返る。
あんに入ったこしょうの風味が強すぎれば多くの人に喜ばれる菓子にはならない。しかし発売当初はこしょうの風味が弱く、地元客から「これではけいらんではない」と言われることもあったという。
試行錯誤を重ね郷土料理のけいらんらしさを保ちつつ、菓子として楽しめる絶妙な味にたどり着いた。現在は自社の店舗で地元客が買い求める。道の駅かづのでも販売しており、帰省客や観光客が購入する。
発売から約30年が経過し、鹿角の土産として定着。首都圏から電話で注文が入ることもあるという。佐藤さんは「お客さんの『おいしかった』の言葉を励みに、これからも喜ばれる菓子を作っていきたい」と話した。
1個170円。9個入り1550円、12個入り2千円。
お店の情報
鹿角市花輪字八正寺19の35
午前9時~午後6時
不定休
TEL0186・23・2136
1971年設立。「錦木塚」の悲恋の物語にちなんだアーモンドクッキーの「錦木ロマン」(260円)や、アップルパイ「青垣の里」(同)などの和洋菓子を取り扱う
秋田県鹿角市の「さこう」の「けいらん」は、吸い物にあん入りの餅が入った鹿角地域の郷土料理・けいらんを和菓子にアレンジした銘菓だ。あんにはクルミとこしょうが混ぜ込まれている。北東北3県の旧盛岡藩領で冠婚葬祭の際に食べる習慣があり、味付けは地域によって異なる。餅が鶏の卵のように見えることが名前の由来とされる。
菓子のけいらんは、さこう社長の佐藤泰子さん(65)が注文を受けてから手作りしている。餅はふわっとした食感になるよう、時間を厳密に管理して蒸している。30年ほど前、さこう創業者で父の順孝(よしたか)さん(故人)が考案した。妻の智子さん(86)は「鹿角独自の土産を作ろうとして意気込んでいた。歴史に詳しい人にも話を聞いていた」と振り返る。
あんに入ったこしょうの風味が強すぎれば多くの人に喜ばれる菓子にはならない。しかし発売当初はこしょうの風味が弱く、地元客から「これではけいらんではない」と言われることもあったという。
試行錯誤を重ね郷土料理のけいらんらしさを保ちつつ、菓子として楽しめる絶妙な味にたどり着いた。現在は自社の店舗で地元客が買い求める。道の駅かづのでも販売しており、帰省客や観光客が購入する。
発売から約30年が経過し、鹿角の土産として定着。首都圏から電話で注文が入ることもあるという。佐藤さんは「お客さんの『おいしかった』の言葉を励みに、これからも喜ばれる菓子を作っていきたい」と話した。
1個170円。9個入り1550円、12個入り2千円。
お店の情報
鹿角市花輪字八正寺19の35
午前9時~午後6時
不定休
TEL0186・23・2136
1971年設立。「錦木塚」の悲恋の物語にちなんだアーモンドクッキーの「錦木ロマン」(260円)や、アップルパイ「青垣の里」(同)などの和洋菓子を取り扱う