弘前公園園内開花、まつり初週末盛況

ソメイヨシノが開花した弘前市の弘前公園内。多くの観光客でにぎわった=11日午後1時ごろ

 10日に青森県弘前市の弘前公園で開幕した弘前さくらまつりが11日、開幕後初の週末を迎えた。園内標準木のソメイヨシノも同日開花。平年より11日早く、観測史上2番目の早さとなった。時折雨が降るあいにくの天気ながら、観光客はピンク色に染まった桜の木を眺め、温かいおでんや津軽そばなどを求めて列を作った。

 市公園緑地課は、園内の標準木が5輪以上咲いていたことから開花を宣言した。同課の桜守・橋場真紀子さんは、11日の雨があまり強まらず、10日に半ば開いていた花が開花した-と説明。2022年度から取り組んでいる、低い枝の成長を促し目線の高さの花を増やす「令和の剪定(せんてい)」が順調に進んでいるとし、「今年はより顔の近くで桜を見ることができるので、香りも楽しんでほしい」と呼びかけた。

 この日は最高気温が14.5度と冷え込んだものの、園内では午前中から多くの観光客が散策を楽しんだ。両手いっぱいに出店グルメを持った、鶴田町の成田優美子さん(43)は「寒いのでおでんを買った。桜も少し咲いていて、祭り気分を味わえる」と喜んだ。もつ煮込みなどを提供する永吉商店の当麻哲也さん(52)は「煮込みはそこそこ売れている。桜がもっと咲くと客足も増えると期待している」と話した。

 四の丸演芸場で津軽三味線のステージを家族3人で見ていた、弘前市の大学教員南絵里奈さん(45)は「息子が最近津軽三味線を始めたので見に来た。今年は桜が一気に咲いて、ようやく春が来た感じ」と笑顔。息子の理音さん(5)は「かっこよかった。この後チョコバナナを食べたい」と満足げだった。

 市はソメイヨシノの満開日を外堀が15日、園内が16日と予想している。

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