弘前藩ゆかりの刀剣ずらり/高岡の森歴史館で企画展

高岡の森弘前藩歴史館で開催されている企画展「弘前藩の刀剣」

 青森県弘前市の高岡の森弘前藩歴史館は企画展「弘前藩の刀剣」を同館で開催している。弘前藩の歴史や人物と関わりのある刀剣に焦点を当てた企画展。刀剣を中心に38点が並ぶ。5月31日まで。

 見どころは国重要文化財の「太刀 銘 友成作」と「太刀 銘 真守」。二つそろっての展示は2年ぶり。「太刀 銘 友成作」は初代藩主津軽為信が豊臣秀吉から拝領したとされており、宝刀として津軽家に伝来した。「太刀 銘 真守」は4代信政が使っていた。

 1821(文政4)年、元盛岡藩士の下斗米秀之進(通称相馬大作)と関良介らによる9代寧親の襲撃未遂事件に関し、相馬と関を斬首したとされる刀も展示。「国のために邪悪な悪人たちの首を二つ斬った」という旨の朱銘が目を引く。

 52(嘉永5)年、弘前藩士赤石愛太郎の母が浪人に殺害され、54(同7)年には赤石が現在の茨城県で敵を討った。その際に用いた「刀 銘 備前國住景光」も並ぶ。赤石のあだ討ちについて書かれている瓦版も展示されている。

 このほか、為信の影武者として討ち死にした田中太郎五郎が所持していたとされる「平三角槍 無銘」、藩主や家族に関わる刀剣などが並ぶ。

 同館学芸員の池ノ谷匡祐さん(44)は「エピソード性がある刀剣も並んでいるので、この機会にぜひ見に来てほしい」と話した。

 企画展に関連した催しとして26日、5月16日に同館で刀剣鑑賞基礎講座を開く。

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