青森県十和田市のスパゲティ・ピザ専門店「すぱげ亭」のオーナーシェフ・森本克己さん(74)が本業と並行して手がけたアート作品を紹介する「ワクワクのおすそわけ。」が5日、市地域交流センター「とわふる」で始まった。自身初の本格的な個展で、60代の頃から制作を始めた「クイリングアート」など316点を展示。芸術の枠を超えて料理人が制作した異色の作品が、来場者の関心を集めている。7日まで。
森本さんは19歳のときに都内のスパゲティ専門店で修行を始め、24歳だった1975(昭和50)年、故郷の十和田市に自分の店をオープン。店は50周年を迎えた現在も多くの人に愛されている。一方、森本さんは60代に入ってからインターネット上で見たアート作品のとりこに。その頃、修行時の師匠が鬼籍に入り「親方(師匠)の趣味だったチョウの標本を題材に、アートを作ってお供えしよう」と新たな挑戦を始めた。
クイリングアートは、細かく切った色画用紙をピンセットなどで丸めたり折り曲げたりして重ね、動物や人物などを表現。会場ではこのほか、廃材などを組み合わせて色づけした「アップサイクルアート」、糸を使った「ストリングアート」なども展示している。いずれの作品も手が込んでおり、店の営業後や休日を使って仕上げたという。
当初、来店客らに作品をプレゼントしていた森本さんだが、その芸術性の高さに、知人や友人が個展開催を後押しした。森本さんは「素人の作品なので恥ずかしさもあるが、個展開催に尽力してくれた皆さんに感謝している」と話した。
森本さんは19歳のときに都内のスパゲティ専門店で修行を始め、24歳だった1975(昭和50)年、故郷の十和田市に自分の店をオープン。店は50周年を迎えた現在も多くの人に愛されている。一方、森本さんは60代に入ってからインターネット上で見たアート作品のとりこに。その頃、修行時の師匠が鬼籍に入り「親方(師匠)の趣味だったチョウの標本を題材に、アートを作ってお供えしよう」と新たな挑戦を始めた。
クイリングアートは、細かく切った色画用紙をピンセットなどで丸めたり折り曲げたりして重ね、動物や人物などを表現。会場ではこのほか、廃材などを組み合わせて色づけした「アップサイクルアート」、糸を使った「ストリングアート」なども展示している。いずれの作品も手が込んでおり、店の営業後や休日を使って仕上げたという。
当初、来店客らに作品をプレゼントしていた森本さんだが、その芸術性の高さに、知人や友人が個展開催を後押しした。森本さんは「素人の作品なので恥ずかしさもあるが、個展開催に尽力してくれた皆さんに感謝している」と話した。