2026年の雪燈籠まつり大雪像は「弘前城天守」

大雪像の題材に決まった「弘前城天守」

 来年2月6~11日に青森県弘前市の弘前公園で行う「第50回弘前城雪燈籠(どうろう)まつり」の実務者委員会は3日、同市役所で会議を開き、まつりのために造る大雪像のテーマを市のシンボルである「弘前城天守」に決めた。第50回の節目であることや、来年は弘前城天守の移動を予定していることから選んだ。

 現在の天守は1810(文化7)年建造。石垣の修復工事のため2015年に、約70メートル本丸中央側に曳屋(ひきや)で移動していた。昨年工事が終了したため、26年に本来の位置に戻す。

 天守は第1回のまつりから度々題材となっており、今回で7回目。像の大きさなどは制作を担当する陸上自衛隊弘前駐屯地と相談し、今後決める。

 開催50回を記念し、会期中には、色水を水鉄砲で撃ち合って雪上で陣取り合戦をする「SONDO(ソンド)」やスポンジの刀を使った「チャンバラ合戦」など市民参加型の特別企画も行う。その他、約5メートルの大型滑り台にプロジェクションマッピングを投影したり、リンゴ型のねぷたを飾り付けた「りんごねぷたストリート」を会場内に設けたりして夜のコンテンツを強化する。

 白戸麻紀子委員長(市観光部長)は「いろいろな方の協力で続いてきた市民に愛されているイベント。この先につながるように魅力を向上させたまつりにしたい」と話した。

弘前市

青森
弘前公園、秋色に 菊と紅葉まつり9日まで
青森
「うまい森青いもり」弘前フェアがスタート
青森
運転手が案内 弘前「地酒タクシー」発車
青森
紅葉と花々が弘前城に彩り/まつり開幕
青森
1日から弘前でフェア、新たに3商品/うまい森 青いもり