復活のギョーザが人気 盛岡・青山、みたけ飯店の餃子

人気の味を守る千葉長利代表(右)と父利雄さん。県産小麦もち姫を使ったギョーザはモンドセレクション銀賞を獲得した
 盛岡市青山の「みたけ飯店の餃子(ギョーザ)」(千葉長利代表)の商品が人気を集めている。千葉代表(53)が父利雄さん(87)の技と思いを継ぎ、一時は途絶えた味を復活させた。県産小麦「もち姫」を使ったギョーザは国際品評会「モンドセレクション」で銀賞を獲得。親子の味で「岩手の良さを広めたい」と力を込める。

 持ち帰り専用の無人店舗で冷凍を販売する。商品は、利雄さんの代から人気の肉餃子(5個千円など)、尻尾付きで存在感のあるエビ餃子(4個千円など)に加え、2023年に発売したもち姫餃子(5個1100円)の3種類。いずれも食べ応えのある大きさで、一つ一つ丁寧に手で包んでいる。

 利雄さんが営んでいた「みたけ飯店」は地元住民らに長く親しまれていたが、東日本大震災の影響を受け11年に惜しまれながら閉店した。19年に帰郷した千葉代表は、店を手伝っていたこともあり「あの味を残したい」と決意。看板メニューだったギョーザの作り方を受け継ぎ、22年に無人店舗での販売を始めた。

 無人店舗は24時間営業で無休。商品は電子商取引(EC)サイトでも購入できる。

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