馬ねぶた昇天/つがる・馬市まつり閉幕

新田火まつりで炎に包まれ昇天していく馬ねぶた=31日午後8時7分、つがる市

 青森県つがる市最大の祭り「馬市まつり」(実行委員会主催)は最終日の31日、市内で馬ねぶたパレードと新田火まつりを行った。パレードには27団体から過去最多の2300人が参加。馬をかたどった山車を引っ張ったり、趣向を凝らした踊りや仮装パフォーマンスを披露したりし、沿道の観客を盛り上げた。夜の新田火まつりでは、馬ねぶたを燃やして新田開発に尽くした農耕馬の冥福を祈り、5日間のまつりを締めくくった。

 今年は市制施行20周年と、1975年に始まったまつり50年の節目。初の夜間パレードを行い、会期を2日間延長した。

 パレードは正午スタート。同市の交流都市・千葉県柏市の市立柏高校吹奏楽部を先頭に、各団体が市役所前から順番に出発し、向陽小学校まで直線1キロを練り歩いた。市内の小中学校の児童生徒たちは日差しを受けながら、よさこいソーランや地元に伝わる音頭などを元気いっぱいに踊った。審査の結果、馬ねぶた大賞には木造高校が選ばれた。

 夜はイオンモールつがる柏駐車場で新田火まつりを行った。厳かな雰囲気の中、農耕馬の霊を鎮めたり慰めたりする儀式の後、並んだ馬ねぶたに火をともすと、大きな炎が夜空を焦がし、花火も打ち上がった。

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