青森県むつ市大畑町の奥薬研温泉の露天風呂「元祖かっぱの湯」に通じる階段と板塀の経年劣化を受け、同市の県立むつ高等技術専門校建築施工科の生徒が今年夏、ヒバ材を使って修繕した。委託した同市の齋藤友彦副市長が12日、現地で生徒に感謝状を手渡した。通路にはヒバの香りが漂い、利用者が安心して浴場へ下りることができるようになった。
近年は木材の経年劣化で板塀の根元がぐらつくなど不具合が生じていた。改修場所が下北半島国定公園内の第1種特別地域で周辺の地形や植物を保護する必要があるため、仮設の足場を設けず、同校内で部分ごとのパーツを製作、現地で組み立てる工法を用いた。自然の傾斜に合わせて現場でノミやカンナを使って一段一段調整したという。
同校2年の小田桐颯星(りゅうせい)さん(16)は取材に「完成してうれしい。みんなで頑張ったという達成感がある。利用者がけがなく安心して階段を下りられるようになったと思うので、ゆっくり温泉を楽しんでほしい」と語った。
元祖かっぱの湯は本年度の開放を既に終了しており、来年春から入浴を楽しめる。
近年は木材の経年劣化で板塀の根元がぐらつくなど不具合が生じていた。改修場所が下北半島国定公園内の第1種特別地域で周辺の地形や植物を保護する必要があるため、仮設の足場を設けず、同校内で部分ごとのパーツを製作、現地で組み立てる工法を用いた。自然の傾斜に合わせて現場でノミやカンナを使って一段一段調整したという。
同校2年の小田桐颯星(りゅうせい)さん(16)は取材に「完成してうれしい。みんなで頑張ったという達成感がある。利用者がけがなく安心して階段を下りられるようになったと思うので、ゆっくり温泉を楽しんでほしい」と語った。
元祖かっぱの湯は本年度の開放を既に終了しており、来年春から入浴を楽しめる。