
八戸三社大祭(31日~8月4日)の開幕まで24日で1週間となった。27ある各山車組では、山車の制作作業が大詰めを迎えている。
23日午後7時過ぎ、八戸市の長者まつりんぐ広場の糠塚附祭(つけまつり)組の山車小屋には15人ほどが集まり、パーツの配置や色塗り作業などに取り組んでいた。今年の山車のテーマは「名工 左甚五郎~彫物絵巻~」。彫刻職人・左甚五郎が作品「眠り猫」を肩に担ぐ姿や、彫刻職人たちが作業する場面を描いた。7割程度まで完成したという。
下舘政信委員長(55)によると、同組は1990年にも左甚五郎を題材にした山車を制作し、1点差で最優秀賞を逃した。同組の65周年の節目である今年、思い入れのある題材に再び挑戦したという。当時の制作責任者は下舘委員長の兄・故政光さんだった。
下舘委員長は「兄の追悼を込めて60周年の時にやるつもりだったが、コロナで中止になってしまった。ようやく作ることができ、みんなのモチベーションになっている」と語る。
同組では4月下旬から制作に着手。制作責任者の福嶋浩幸副委員長(49)は「甚五郎が眠り猫を掲げる姿は90年の山車から受け継いだ。彫刻を再現した細かい部分にも注目してもらえたら」と話した。
23日午後7時過ぎ、八戸市の長者まつりんぐ広場の糠塚附祭(つけまつり)組の山車小屋には15人ほどが集まり、パーツの配置や色塗り作業などに取り組んでいた。今年の山車のテーマは「名工 左甚五郎~彫物絵巻~」。彫刻職人・左甚五郎が作品「眠り猫」を肩に担ぐ姿や、彫刻職人たちが作業する場面を描いた。7割程度まで完成したという。
下舘政信委員長(55)によると、同組は1990年にも左甚五郎を題材にした山車を制作し、1点差で最優秀賞を逃した。同組の65周年の節目である今年、思い入れのある題材に再び挑戦したという。当時の制作責任者は下舘委員長の兄・故政光さんだった。
下舘委員長は「兄の追悼を込めて60周年の時にやるつもりだったが、コロナで中止になってしまった。ようやく作ることができ、みんなのモチベーションになっている」と語る。
同組では4月下旬から制作に着手。制作責任者の福嶋浩幸副委員長(49)は「甚五郎が眠り猫を掲げる姿は90年の山車から受け継いだ。彫刻を再現した細かい部分にも注目してもらえたら」と話した。