紙張りを終えたねぶたで書き割りの作業を進める福士さん=15日午後、青森市のラッセランド

 青森ねぶた祭(8月2~7日)に向け、青森市安方のねぶた団地「ラッセランド」では、大型ねぶたの制作が進んでいる。15日は関係者が同所で安全祈願祭を行い、制作期間中の無事故を願った。

 ラッセランド内にある運行団体「市役所ねぶた実行委員会」の小屋では、書き割りの作業が進行。作品を手がける、ねぶた師福士裕朗さん(43)を筆頭に、弟子やスタッフが手際よく作業を進めていた。

 今年の市役所ねぶたは大阪・関西万博で東北の夏祭りが一堂に集まる「東北絆まつり」(6月14、15日)で披露される予定となっており、6月10日に搬出される見通し。福士さんは「和紙で作る繊細な芸術作品として国内外の人たちに見てもらい、現地のねぶた祭にも足を運んでもらうきっかけになるものを作り上げたい」と意気込んだ。

 安全祈願祭は、関係者約60人が出席し、玉串をささげて無事息災を祈った。青森ねぶた祭実行委員会の佐藤健一実行委員長(青森観光コンベンション協会会長)は「精魂傾けて制作されたねぶた、鐘や笛、太鼓などのはやし、熱狂するハネトの姿を存分に楽しんでいただけるはず」と自信を見せた。

 今年は23台の大型ねぶたが出陣予定。各団体による制作は7月下旬まで続く。

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