青森県六ケ所村で8、9月、音楽の野外フェスなど、新たなイベントが立て続けに開催される。「若者が遊ぶとなると、当然のように村の外に出掛けていく。その現状を変えたい」。地元の人が楽しむのはもちろん、ほかの地域からも人を呼び込もうと、村民有志らが着々と協力の輪を広げている。
8月3日、同村の大石総合運動公園で初開催される野外音楽イベント「BLUE GREEN CAMP FESTIVAL(ブルー・グリーン・キャンプ・フェスティバル)」。仕掛け人の村若手有志グループリーダー橋本翔さん(36)は「いずれは東北一のフェスにしたい」と意気込む。
村には従来、二つのライブイベントがあったが若者やバンド人口の減少とともに参加者も減っていた。両方に携わっていた橋本さんが「合体」を提案、今年4月、新たに野外音楽フェスの実行委を立ち上げた。
「200件以上にオファーを送った。飛び込み営業です」。第一回目を盛り上げようと実行委は、国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」などにも出演するミュージシャンらに出演交渉し11組が決定した。会場では地場産品を提供する出店や、親子で楽しめるアトラクションを計画している。
実行委の9人は県内はもちろん仙台や函館、秋田市などに足を運び、さまざまな店に飛び込んでは、ポスターの掲示を依頼。県内外からチケット購入やイベント詳細についての問い合わせが寄せられている。橋本さんは「六ケ所は都市部から離れているが、会場に来るまでの景観を楽しめるのもこのフェスならでは。運動公園内でキャンプもできる(20組限定)ので、ゆっくり過ごして魅力を感じて」と熱く語った。
9月1日、尾駮レイクサイドパークで「Rokkasho青空マーケット」を開くのは同村泊でカフェ「はいから食堂」を営む逢坂多喜子さん(60)。ハンドメイド、骨董(こっとう)など何でもありのフリーマーケット(フリマ)で、3メートル四方のブースを貸し出し「その中で何をやってもOK。アイデア次第」と笑う。
逢坂さんは骨董市やフリーマーケット好きが高じ、古道具屋「えにし堂」をカフェに併設したほど。県内各地のフリマに出掛けていたが、2017年にカフェを始めてからは遠出するのが難しくなった。「身近な場所に大規模なフリマはないし…。なかったら、作ればいいのかな、と」
カフェの経営が落ち着いた昨年末ごろから構想を練り、今年5月、常連客など仲間を集めて計画をスタートさせた逢坂さん。会員制交流サイト(SNS)で県内外のハンドメイド仲間とつながりを広げ現在、10組の出店が決まっている。「バイオリンを弾くなんて人もいる。絵や手品なども面白いのでは」と逢坂さんは瞳を輝かせ「地元では面白いことがないと思っている人。村内の人たちにこそ、トライしてみてほしい」と語った。
※問い合わせは、ブルーグリーンキャンプフェスティバルは橋本さん(電話090-6229-7556)。「青空マーケット」は、はいから食堂(電話0175-73-0840)へ。
8月3日、同村の大石総合運動公園で初開催される野外音楽イベント「BLUE GREEN CAMP FESTIVAL(ブルー・グリーン・キャンプ・フェスティバル)」。仕掛け人の村若手有志グループリーダー橋本翔さん(36)は「いずれは東北一のフェスにしたい」と意気込む。
村には従来、二つのライブイベントがあったが若者やバンド人口の減少とともに参加者も減っていた。両方に携わっていた橋本さんが「合体」を提案、今年4月、新たに野外音楽フェスの実行委を立ち上げた。
「200件以上にオファーを送った。飛び込み営業です」。第一回目を盛り上げようと実行委は、国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」などにも出演するミュージシャンらに出演交渉し11組が決定した。会場では地場産品を提供する出店や、親子で楽しめるアトラクションを計画している。
実行委の9人は県内はもちろん仙台や函館、秋田市などに足を運び、さまざまな店に飛び込んでは、ポスターの掲示を依頼。県内外からチケット購入やイベント詳細についての問い合わせが寄せられている。橋本さんは「六ケ所は都市部から離れているが、会場に来るまでの景観を楽しめるのもこのフェスならでは。運動公園内でキャンプもできる(20組限定)ので、ゆっくり過ごして魅力を感じて」と熱く語った。
9月1日、尾駮レイクサイドパークで「Rokkasho青空マーケット」を開くのは同村泊でカフェ「はいから食堂」を営む逢坂多喜子さん(60)。ハンドメイド、骨董(こっとう)など何でもありのフリーマーケット(フリマ)で、3メートル四方のブースを貸し出し「その中で何をやってもOK。アイデア次第」と笑う。
逢坂さんは骨董市やフリーマーケット好きが高じ、古道具屋「えにし堂」をカフェに併設したほど。県内各地のフリマに出掛けていたが、2017年にカフェを始めてからは遠出するのが難しくなった。「身近な場所に大規模なフリマはないし…。なかったら、作ればいいのかな、と」
カフェの経営が落ち着いた昨年末ごろから構想を練り、今年5月、常連客など仲間を集めて計画をスタートさせた逢坂さん。会員制交流サイト(SNS)で県内外のハンドメイド仲間とつながりを広げ現在、10組の出店が決まっている。「バイオリンを弾くなんて人もいる。絵や手品なども面白いのでは」と逢坂さんは瞳を輝かせ「地元では面白いことがないと思っている人。村内の人たちにこそ、トライしてみてほしい」と語った。
※問い合わせは、ブルーグリーンキャンプフェスティバルは橋本さん(電話090-6229-7556)。「青空マーケット」は、はいから食堂(電話0175-73-0840)へ。