
青森県埋蔵文化財調査センターが本年度、六ケ所村の弥栄平(1)遺跡で実施している発掘調査で、縄文時代後期初頭(約4千年前)を中心とする大規模集落跡が確認された。儀礼の場としても使われたとみられる盛土(もりど)遺構からは多数の遺物が見つかっている。センターは27日午後1時半から、現地で見学会を開く。
調査は8800平方メートルを対象に今年5月に始めた。センターによると二つの調査区のうち、鷹架沼に面した谷沿いの区画で竪穴建物跡約30棟を検出した。竪穴建物跡の分布はさらに広がる可能性がある。
出土遺物は土偶数点を含め、土器、石器を中心に段ボール箱300箱を超えた。交易で入手したと考えられる黒曜石製石器、アスファルトの可能性の高い塊が入った土器なども出ている。アスファルトは縄文時代、接着剤などとして使われた。
同遺跡は1971年、縄文時代後期初頭の土器棺と成人女性の人骨が見つかり、注目を集めた。村立郷土館にはこの人骨をモデルにしたロボット「縄文美子(よしこ)」があり、来館者に親しまれている。
見学会は申し込み不要、駐車可能台数は先着50台。当日雨天中止の場合はセンターのインスタグラムで告知する。平日の問い合わせはセンター(電話017-788-5701)へ。
調査は8800平方メートルを対象に今年5月に始めた。センターによると二つの調査区のうち、鷹架沼に面した谷沿いの区画で竪穴建物跡約30棟を検出した。竪穴建物跡の分布はさらに広がる可能性がある。
出土遺物は土偶数点を含め、土器、石器を中心に段ボール箱300箱を超えた。交易で入手したと考えられる黒曜石製石器、アスファルトの可能性の高い塊が入った土器なども出ている。アスファルトは縄文時代、接着剤などとして使われた。
同遺跡は1971年、縄文時代後期初頭の土器棺と成人女性の人骨が見つかり、注目を集めた。村立郷土館にはこの人骨をモデルにしたロボット「縄文美子(よしこ)」があり、来館者に親しまれている。
見学会は申し込み不要、駐車可能台数は先着50台。当日雨天中止の場合はセンターのインスタグラムで告知する。平日の問い合わせはセンター(電話017-788-5701)へ。